遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第100話 「殿様には向かない男」 1972.6.4

 尾張の次期さまの社会勉強を任されてしまう遠山奉行、世話するのはもちろん金さん。当然、若殿を狙う輩が湧いて出るのだが、それは物欲と色欲にまみれた「身内」なのだった。
若様の目的は果たされ、変な若者を押し付けられたカナ文たちには、ありがたい下され物が舞い込む。

相国寺

ロケ地

  • 尾張屋敷門イメージ、91話の松前藩西蝦夷勤番所と同じ、西本願寺大玄関門に似たアレ。打ち続く鍛錬や学問に疲れ果てた若君が「町人になりたい」と呟く庭、不明(池泉端、築山の上の萱葺は茶亭か)
  • 尾張家の家宝・髭切丸盗難の件をさぐるため中間部屋の賭場へ潜入する千吉(若君の変装)たち、襲撃される帰り道は相国寺鐘楼まわり。
  • 屋敷奉公を強要されたお春(髭切丸を預かっていて殺された研師の娘)、駕籠が入る伊勢屋(髭切丸を持ち込まれ買ったと称する刀屋)の根岸寮イメージ、中山邸門。尾張のスケベな江戸家老が待ち構えていて、贄にされかかる。
  • お白州開廷の際の北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門(バンクフィルム)。白州には若君、城代と江戸家老が招ばれている。

遠山の金さん/中村梅之助 お光/水原麻記 半次/島米八 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 徳川千太郎/松山省二 瀬川菊之丞 芦屋小雁 本沢佳子 加藤忠 鈴木昭生 西山嘉孝 石田英二 月形哲之介 松本隆 山本一郎 有島淳平 畑中伶一 菅原俊夫 成瀬武虎/有島一郎

脚本/夏目幸治 監督/林伸憲

※有島一郎は尾張の城代家老、若君には口うるさい「じい」。何かというと神君の故事をくどくど語り、三方ヶ原の戦いの折先祖が頂戴した有難い「褌」を出してくる。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ