遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第65話 「鼻ッつまみの男」 1971.10.3

 昼は町で悪さをはたらき、夜は人知れず善行を施す不可解な男。奇矯なふるまいの裏には、三年前の嵐の夜に由来するトラウマが潜んでいた。

上御霊神社

ロケ地

  • お光らが佐太郎の乱行を目撃する祭礼の神社、上御霊神社。まず楼門が映り、多数の人々が行き来。次いで参道〜境内が映り、露店等を多数あしらってある。雑踏のシーンでは北門も映り込んでいて、門外の景色もちらり。
  • 座頭から金を強奪したかどで逮捕された佐太郎、責め問いにも答えずいると、昨夜命を助けられたと言ってやってくる丁稚あり、その少年の回想、店の金を失くし吊るところを阻止、財布ごと置いていった夜のお堂前、大覚寺護摩堂。これが六つの事なのでアリバイ成立、釈放。
  • 誤解していたと詫び、家で治療をと申し出た師匠のもとから逃げ去る佐太郎、彼を追う金さんのくだり、宇治川。追って走る道は宇治川左岸河川敷の細道、後ろに橘橋(旧態)が見えている。佐太郎の塒の小屋は少し広い河原に作ってあり、川面や対岸が見えるが、いまとずいぶん様子が違うので貴重な映像。

遠山の金さん/中村梅之助 お光/水原麻記 おさと/浅川美智子 半次/島米八 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 お蝶/岩本多代 ゲジゲジの佐太郎/江原真二郎

脚本/小川英、中野顕彰 監督/河野寿一

※琴の師匠をしている未亡人・お蝶を狙うヒヒ爺の寿屋の番頭は梅津栄、三年前の嵐で倒壊した小屋に押しつぶされ死んだお蝶の亭主は山本一郎(死に様はトラウマ必至のエグさ)、ともにクレジットはベタ。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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