遠山の金さん II

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第23話 「さらば愛しき夫よ!」 1986.4.15  9

 出稼ぎに行って帰らぬ亭主を捜しに来る母子だが、口入屋も奉公先の旗本も極悪非道、悪事を糊塗するための道具にされた中間は横死。ゆくたてを知った女房は包丁振りかざして賭場で暴れ、金さんの介入となる。

北嵯峨

ロケ地

  • 上総から出てきたばかりのおときと娘、立小便をしていた早田に道を聞くのは妙心寺大庫裏脇路地
  • おときが蜆とりしているあいだ鳩と遊ぶ娘、金さんが寒そうに通りかかる河原は渡月橋下手中州(北側)。鳩のほかユリカモメ舞う。このあと金さんは母子を船宿・ゆみへ。
  • おときの回想、出稼ぎにゆく亭主を見送った道、北嵯峨農地畦道。
  • 亭主の奉公先へ押しかけるおときのくだり、森川邸(回向院近くの下屋敷、ここで賭場開帳・イカサマ工作)妙心寺隣華院。門内外で芝居が行われ、見守っている金さんは向かいの植込みに隠れているが、平目に見つかり。後段、屋敷を出てきた庄作と、見張っていたおときが邂逅のくだりでは、塀沿いの溝(深い)を正作が伝ってくる。おときは植込みに。
  • 森川邸での博打開帳の件を報告する早田、妙心寺方丈前渡廊。金さんは橋上にいて、下の早田と話す。平目が金さんを見つけ上がってくる。木魚の音演出、寺院境内?
  • 庄作の死体が棄てられる町角、妙心寺法堂基壇脇。
  • 庄作が荼毘に付される野原、北嵯峨農地小丘。夕景仕立て。

遠山金四郎/高橋英樹 お弓/由紀さおり お蘭/かたせ梨乃 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 おちよ/三田篤子 おつる/加藤由美 平目銀次郎/仲本工事 早田彦十郎/宮尾すすむ とき/森マリア 庄作/佐川満男 お高/水原まき 長五郎/内田勝正 森川重之/山本昌平 岩尾正隆 津山栄一 中村錦司 高並功 吉沢梨絵 小坂和之 細川純一 大矢敬典 畑中伶一

脚本/本田英郎 監督/居川靖彦

※森川は新番頭千石とりの直参、凄腕の用人・村尾伝内は岩尾正隆。長五郎は森川とつるむ口入屋、けっこうな悪女の女房はお高。賭場でハメられる若旦那の父は中村錦司、千両差し出した際の「ケジメ」に中間の庄作が首謀者として斬られる次第。ラス立ち福ちゃん入り、森川の家来。


→ 遠山の金さん II 表紙


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ