水戸黄門 第一部

第18話 「じゃじゃ馬ならし」 1969.12.1

 病臥中の藩主の後継ぎは娘が一人だけ、その姫さまはたいそうな暴れ馬で、武術をもって男たちを叩きのめしてまわる。しかし奇行に訳あり、姫は、己の婿となって国を治めるにふさわしい、強い男を求めていたのだった。

芦浦観音寺

ロケ地

  • 美作・津山城イメージ、彦根城天守
  • 姫に追い立てられた門弟が転がり出てくる町道場、随心院長屋門。助さんが呼び止めてものを聞いていた通りがかりのおかね婆さんにブチ当たり、転ばせてしまう。それでもなお門弟への打擲をやめぬ姫を格さんが咎めて、立ち合いを求められてしまう。道場内部はセット撮り。
  • 格さんが姫と立ち会うお城の庭、芦浦観音寺境内芝地。阿弥陀堂や中仕切の塀が映り込んでいる。後段、浪人・弦太郎が立ち会う際も同所。
  • 剣術のあとは弓、それも負けると馬術で格さんに挑む姫、馬を駆る道は下鴨神社馬場。落馬したあと諫められ、真情を告白するシーンは池跡。
  • 姫と立ち会い勝ったあと、名乗らず去る弦太郎、出てゆく城門は芦浦観音寺門(俯瞰、家老・大膳が眺めていて配下に尾行を命じる櫓はセット)。門は、後段弦太郎を狙う刺客団が大挙して出てゆく夜更けのシーンでも出て、こちらのアングルは正面から。
  • 事後、おかね婆さんから逃げるように発つ老公、不明(山道、林道か)

脚本/鈴木則文 監督/内出好吉

※姫様は高田美和、殿様は徳大寺伸、姫に出来の悪い婿を娶せ藩政壟断をはかる悪家老・大膳は武藤英司、その腹心は楠本健二。おかね婆さんは笠置シズ子、孫娘は岩村百合子、実は婿がねの若様だった弦太郎は浜畑賢吉で、婆さんの長屋に越してきていて、登場早々立葵の紋入り印籠で老公に見破られている次第。


 →水戸黄門第一部表紙

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